【電工技能試験】私が「たった〇〇時間」で一種電工技能試験に合格した方法

20時間

私が一種電工技能試験に合格するために使った時間です。

 

この記事では、実際に私が

20時間で合格するに至った

カリキュラムを紹介します。

 

皆さんも、こんな1日もかからない時間で、

一種の技能試験に合格したいですよね?

 

 

大丈夫です、私のカリキュラムは、

 

皆さんのスキルアップにも

当然ながら試験の合格にも

 

寄与できます。

 

なので、私のカリキュラムをやっていただくと、

 

試験への合格率が跳ね上がる

 

ということです。

 

 

では、そのカリキュラムについて説明していきますね。

 

目次

 

 

技能試験についての説明

技能試験とは?

まず、一種電気工事士試験(二種電気工事士試験もほぼ同じ)

の技能試験ってそもそも何するねんって話です。

 

 

簡単に言うと、

指定時間(一種は60分、二種は40分)以内に、

指定した電気回路作り上げなさい

という試験です。

 

ちなみに、一種の技能試験でいうと、合格率が平均60%前後なんですよね。

そんな難しい内容でないのに、毎年約40%の方がミスって不合格になってるんですよ。

本当に勿体ない。

 

技能試験の流れ

次に、技能試験の一連の流れを軽く書きます。

まず試験会場についたら、各々メンタルセッティングをします。

そのうち、試験官から、試験についてのアナウンスがあるので、話半分で聞いておきます。

 

重要なのはここからです。

 

問題用紙が配られるのですが、

表紙から問題が薄く透けているんですよ。

そこで

候補問題(一種は10問、二種は13問)のどれ

というのを見分けてください。

 

 

開始15分前くらいに、電線や器具などの、材料確認があります。

先ほど見分けた候補問題のところで、確実にわかるところは、

指の爪電線に傷をつけてください(ばれないように)。

この際、工具を使うと失格になってしまうので注意。

 

 

この時間が10分間なので、有意義に使いましょう。

 

そして試験が始まるまでの5分間。

これは、「脳内に複線図を書く」時間です。

 

 

透けて見えるところから、

いつもやっていた対策と変わっているところはないか?

ここが変わっていたら複線図はどうするか?

あらかじめこの5分ですべて考えておきましょう。

 

 

「始め!」と言われたら、

問題をみて、5分で考えた対策の答え合わせをして、

複線図を書いていきましょう。

 

ちなみに、自分ひとりのスペースは結構狭いです。

工具の置き場所に注意です。

 

あとは完成させるだけですね。

あ、受験番号と名前の書いたものを、

作品に取り付けるのを忘れないでくださいね!

 

やってしまったら

 

どれだけきれいに作っていても0点

 

で不合格ですよ!

 

 

カリキュラムについて

分類は大まかに3つ

1、複線図を完璧に覚える

2、電線の切断を素早くする

 ・電線を、なるべくスケールを使わないで切る

 ・器具接続の場所や、電線間接続の場所で、外装をはがす長さを覚える

3、自分の中で、一連の流れをルーティン化する

 

分類1

複線図を完璧に覚える

これについては、言ってしまってはそのままなんですけど。

複線図って、めちゃくちゃ大事なんですよ。

何が大事なのかというと、これを書くことによって

 

電線間接続のミスが大幅に減る

・渡線(埋込用連用枠部分)の仕組みや、配線ミスが大幅に減る

 

まあ他にもいろいろメリットはありますが、

特にこの2つがめちゃくちゃでかいメリットです。

 

渡線というのは、下の写真みたいに、短いごちゃごちゃした線のところです。

 

ちょっと雑談をすると、

 

私個人的に、渡線の配線がめちゃくちゃ苦手なんですよ。

もう何回も何回もミスって。

確率でいうと40%くらいですね。10中4回ミスってました。

 

もちろん複線図は書いてはいたんですけどね?

でも、ただ複線図を書くだけではだめだなと思ったんです。

どうしたかというと、色分けを追加してみました。

例えば、黒線は黒ボールペン、白線はシャープ又は鉛筆、それ以外は赤、とか。

そしたら何と、

ミスすることが40%から2%くらいまで減ったんです。

すごくないですか?

 

…すみません、自分自慢でしたね。

 

でも、複線図の大事さは少しは伝わったかなと思います。

複線図は、

卓上でできる対策

なので、

仕事中でも、退屈な授業中でも、

いつでもできる

というのがメリットです。

 

複線図にデメリットはありません!

 

分類2

電線の切断を素早くする

これはどういうことかというと、

そもそも一連の流れの中で、一番時間を食ってしまうのが、

 

電線の加工

 

なんですよ。

 

ここに時間を食われすぎて、不合格になったといっても過言ではないほどです。

なので、

電線加工を少しでも時短しましょうという話です。

じゃあどうすりゃええねんってなりますよね。

方法は何個かあります。

 

まず、電線カットからです。

 

①単線図見たり、電線の長さを計算していたら気づく人もいるかもしれませんが、

電線カットの作業なんですけど、

350mmカットがめちゃくちゃ多いんですよ。

なので、あらかじめ350mmを一本作っておいて

必要分その長さに合わせるというやり方。

 

②自分の手を使って計算するやり方。

人によって誤差はありますが、

握りこぶしが10cm前後です。

そして、

「いいね!」のグッドサイン(又はブーイング)が15cm前後です。

それを駆使してカットしていくという手法です。

ちょっとメジャーとか定規で測ってみてください。だいたいそうでしょう?

 

 

次に、外装剥き、心線出しです。

①器具工具を使って長さを把握する方法

VAストリッパは結構わかりやすい例ですが、

メモリが刻んであると思います。これを使うというやり方。

また、代用端子台(大)の出っ張っている部分(結線部分)や、

ランプレセプタクルは、約5cmなので、そこで把握するやり方。

ここに乗せた器具工具はあくまで一例ですが、毎回出てくる器具を載せてみました。

 

←代用端子台

←ランプレセプタクル

 

 

②自分の手を使って計算するやり方。

あれ?さっき出てきたな」と思ったでしょう?

はい、そうです。正解です。

 

ただ、こちらは、というより指を使うことが多いです。

 

これまた人によって誤差はありますが、

人差し指、中指、薬指の3本をそろえた時の長さは約5cm

人差し指、中指の2本をそろえた時の長さは約3cm

です。

この3cmというのは、心線出しでめちゃくちゃ使うので、

覚えておいて損はないです。

何なら変圧器の二次側の結線部分は、全部3cm心線出しして、

差し込みコネクタ部分は、ペンチでバツっと切断すりゃいいだけなので、

めちゃくちゃ楽です。

 

私個人的には、②を使うことが多かったです。いちいち電線を置かなくてよかったし。

そして、3cmを一本用意して、あとは結線部分の電線を全部それに合わせりゃいいんです。超簡単です。

 

これで、たぶん5分10分くらい短縮できます。

時短できるということは、その分多くほかの作業に集中できるということです。

ね?最高でしょう?

 

分類3

一連の流れをルーティン化する

これはどういうことかというと、

一種技能の場合だと、60分をどう使っていくかという意味です。

 

分類2で時短できたとしても、

切断加工に10-15分くらいはかかるかもしれません。

そして、見直しで5分は最低使いたいので、

実質残された時間は40分です。

 

この40分をどう使って、完成させていきますか?

 

参考程度に、私のルーティンを書きますね。

 

①複線図を書く

(1分)

②電線を切断する

③心線を出す

(②、③で計15分以内を目標)

④変圧器部分は結線してしまう(KIP、5.5SQ緑等)

(3分以内)

⑤器具への電線接続

(10分以内)

⑥アウトレットボックスに電線間接続部分を入れる

(ブッシングを先に加工して取り付けることを忘れない、計3分以内)

⑦圧着接続、差し込み接続する

(10分以内)

ここまでで約40分です。

 

つまり、見直しや整形に20分くらいをかけられるということです。

たぶん組み立て方は、変圧器側から順々にやっていく方が多いかと思います。私もその一人です。

 

こんな感じで、作業をルーティン化していきましょう。

 

なれないうちは時間がかかるかもしれませんが、

なれたら15分以上時間を余すことが度々出てくると思います。

なので、反復練習です!

 

まとめ

今回は3つのアドバイスをしました。ですが、これは私自身のやり方なので、もしかしたらこれが合わない人もいるかもしれません。

そのうえで、私は、このやり方をしました。

一日平均約2時間、計20時間。つまり10日間ですね。

その作業量で、合格しました。

 

最後に、私が伝えたいのは、

 

スケールの使用は最小限に抑える

 

ということです。

スケールを使うと、そりゃあ正確に測れますが、

別に正確さは試験で求めてないですし、

それより時間制限があるので、

早く終わらせることを意識しなければいけません。

 

作業時間ギリギリで終わったとして、

それがぐっちゃぐちゃでもいいんです。「終われば」。

 

使うな、とは言ってませんよ?

ただ、最小限に抑えましょう、と言っています。

なので、皆さんも頑張って数をこなして、

自分のルーティンを作ってください!

 

では今回はここまで。