前回電工技能試験に落ちた方、とりあえずこれ読んどいて!!
昨年度、技能試験で不合格だった皆さんへ。
悔しかったですか?
資格試験に落ちたら、これに限らず、すべてにおいて悲しい思いをすると思います。私も先日資格試験に落ちてしまって、めちゃくちゃメンタルをやられてしまいました。
もう二度と、同じ試験に落ちない!
そんな覚悟を決めた方もいらっしゃると思います。
今回は、そのような意志の強い方に向けた記事です。
今回の結末は3パターンあります。
①時間が足りなくて不合格になった
対策:電線の切断等の加工を素早くする。
形を整えるのはすべて終わってから。
②電線の切断でミスした
対策:その切断はまだリカバリできる段階?±50%の範囲に入っているなら、それはまだ大丈夫。諦めない!
③誤結線で欠陥不合格になった
対策:複線図は自信をもって書けていたか?
結線を、複線図をしっかりとみてやったか?
では、それぞれの対策について説明していきましょう。
内容に入ります。
目次
結末①対策
原因
まず、
時間が足りなかった
ということは、
どこかでもたついてしまった
ということ。
時間を取られるところは二か所ある。
それは
・電線の切断、加工
・電線間接続
の二つ。
対策
このうち、電線間接続には非常に注意してもらいたいため、
消去法で「電線の切断、加工」を早くするしかない。
ここで落ちてしまった皆さんに質問です。
スケール(メジャー)、多用していませんでしたか?
電線を切断するのに、いちいちスケールを使っていたら、そりゃ終わるもんも終わりませんよ。
時間を増やす例
例えば、350mmの電線を4本作りたいとなった時、その電線が1400mmでまとめてあったとします。
これ、いちいち図る必要性ありますか?
どう見ても350mm x4ですよね。ということは、1400mm/2本で700mm、それをまた/2して、350mmが4本、ほらできた。
そんなビチビチにやらなくていいんですよ。
逆に、そんな細かく切っているから遅れるんです。
そして、それでも時間が足りないという方。
もしかして
電線の形を整えながらやってませんか?
それ、時間のロスになるだけですよ。
試験なんて、結線さえあってりゃぐっちゃぐちゃでもいいんですよ。
早く完成させる
これをまず念頭に置いて作業してください。
私も練習の時、何度も時間オーバーしました。候補問題を3週しました。
1週目は慣れてないからというのもあったかもしれませんが、
それでも、電線の切断が明らかに時間くい虫でした。
それを早期に発見できたのは幸いでした。
2週目からは時間オーバーの候補問題は減りました。
(すべてではありませんでしたが…。)
3週目となると、すべての問題、別問に関しても、時間オーバーになることはありませんでした。
皆さん、大丈夫です。
もう原因は分かったはずです。
対策もわかったはずです。
あとは、反復練習です。
体の部位を使ったり、器具の一部を使ったり、使えるものは何でも使ってください。体裁整えてばかりではだめですよ。
結末②対策
次に、電線を間違ったサイズでカットしてしまった(やっちゃった)パターン。
これは、自分の中では、「まだ助かるな」と思います。
なぜそう思っているかというと、試験センターの電線の長さの基準は、
外装の指定の長さ±50%なんですよ。
つまり、外装の長さが200mmだったら、
100-300mmまで許容範囲ということなんです。
なので、全部短く考えちゃえばいいんです。
ここで絶対にやってほしくないことを教えます。
「接続部分(特に電線間接続の方、100mm)も短くしてしまう」
この考えは、逆に欠陥を助長してしまうのです。
例えば、電線間接続部分を60mmで剥いたとします。
そして、心線を30mm出したとします。
絶縁部分は残り30mmですね。
さて、この状況で接続をミスってしまったとします。
どうなるかというと、どうあがいても欠陥基準に抵触します。
まず、リングスリーブは
20mm心線を出さないと、圧着できません。
それ以下だと、圧着できていないとみなされ、欠陥。
次に、たとえ20mm心線出したとして、絶縁部分が残り10mm。
絶縁部分は最低でも20mmないと欠陥とみなされるので、これも欠陥。
はい、詰みです。
こうならないために、
接続部分は、「必ず100mm程度」剥きましょう。
そして、間違ってカットしてしまったからと言って、その試験を捨てないでください。諦めないでください。まだ舞えます。そんなことで一万何千円を捨てるんですか!!
結末③対策
誤結線してしまい、それに気づかず試験終了したパターン。
これは、「確認しなかったのが悪い」と言わざるを得ませんが、一部、①とつながるところがあるかもしれませんね。
時間がなかったから、確認ができなかった。時間があったら、確認できていたかもしれない。誤結線を発見できて、修正できたかもしれない。
まあ、そんなことはとりあえずおいておきますね。
この対策で私がアドバイスしたいことは、
複線図をしっかり書けていたか?
という点です。
正しい複線図をしっかり見て、電線を辿ってしっかり結線していたら、不合格なんてならんのです。
ということは、複線図をミスったか、辿るのをミスったかの二択。
経験則ですが、皆さん接続はめちゃくちゃ慎重にやります。
なので、これとこれが~という風に何度も見ながらやります。
それでミスるということは、そもそも複線図が間違っていると私は思うんですよ。
改めて聞きます。
あの時、複線図に自信はありましたか?
そして、同じ問題が出てきた場合、
もう一度自信をもって書けますか?
私は「NO」ですね。
不合格になったのに自信なんて持てるはずないですよ。
なので、自信を持てるように、何度も何度も、複線図を描きましょう。
単線図が頭の中に出てきた瞬間に複線図を描けるようになるまで。
類題が出てきてもすべて対処できるように。
まとめ
色々と書きましたが、要約すると、
「すべてが100%で、うち練習が99.9%」
です。
練習して、対策して、どう来てもいい!
となるまで自信もって練習して、そこから本番へ向かうことができれば、
別に怖くなんてないんですよ。
なので、反復練習です。やるしかないんです。
皆さんは何から手を付けますか?
それでは今回はこの辺で。