【電工試験】第二種の技能試験まであと2ヶ月しかなァーい!対策の仕方がわからなァーい!でもこの記事を見れば…世界は変わる。(某CM風)

材料と工具をそろえる。

回路を理解する。

 

はいどうもこんにちは。
この記事が上がる頃には、

第二種電気工事士の筆記試験直前だと思います。

今まで対策してきたすべてを、発揮してくださいね。

 

それはそれとして。
今回は、

第二種電気工事士技能試験

に関しての記事です。

「筆記試験に合格したけど、技能って何すればいいの?」

という方向けの記事です。


この記事を見ることで、
技能試験って楽勝だな。
まだ時間はあるし、どうせなら完璧にやってやろう
という気持ちになってもらいます。

 

先に言っておきます。
この記事で紹介する対策方法は、

どうしても、

まとまったお金(何万円)

がかかってしまいます。ご了承ください。



それでは、内容に入ります。

 

 


STEP1
第二種電気工事士技能試験について

日時

R5上期第二種電気工事士技能試験の日時は、
7/22,23(受験場所により異なる)
とのことです。

*1


実施内容

40分以内に、指定した電気回路を作り上げる


一言で表せば、このような内容です。

いや、指定した電気回路ってなんや?と思いますよね。



なので、ちょっと説明します。
そもそも、指定した電気回路ですが、結構多いです。
合計13問あります。
その中から1問が出題され、それを作り上げていくという流れです。


試験センターのサイトから過去問を入手できるので、DLしてみてください。

試験センターのURLを埋め込ませときます。

www.shiken.or.jp

そして、その過去問から、完成図を見て、
ほぇ~、こんな感じの完成形なんだぁ~
と、ふんわり感じてもらって。(見方は後ほど説明します)



工具


そして、完成形に持っていくために、工具が必要です。
これは、「手動のもの」に限ります。(電動式はダメ、ということです)
後ほど、おすすめセットのアマゾンリンクを貼っておきます。

 

本番の作業スペース


ちょっとまだ説明段階としては早いかもしれませんが、一応説明しておきます。
技能試験当日

一人当たりに与えられる作業スペース

って、結構狭くて


皆さんが高校生くらいまで、学校で使っていた机ありますよね。

そう、これです。
このくらいのスペースです。結構狭いです。


なので、工具を置くスペースも、考えてください。


まあ、ここはそんなに詳しく説明することでもないので、このくらいにしておきます。

 

STEP1では、R5上期の日程、内容、工具などを紹介しました。
では、

実際どんな感じで対策を始めたらいいのか

というところをSTEP2で書いていきます。


STEP2

初めての技能試験、何から始める?


今回、初めて電気工事士試験を受けます!
前回受けたんだけど、学科で落ちちゃっ。技能は、今回が初めて!


今この記事を見ている方は、このような状態の方が多いかと思います(もちろん、経験者もいるかもしれませんが)
こういった方は、たぶん「環境」が作られていないと思うんですよね。
なので、「環境づくり」から始めていきましょう。


工具


はい、これがなければ何も始まりません。工具です。
電線を切断したり、加工するために、なくてはならないものです。
ペンチや、+ドライバーくらいは、自宅にあるかもしれませんが、

それ以外にも必要な奴があります。
たぶんそれをいちいち買うとめんどいので、

今回はおすすめの工具セットを、Amazonで見つけてみました。


https://amzn.asia/d/6g2j5jU


こちら、HOZANというところの、技能試験対策の工具セットなんです。
これを買っておけば、間違いなしですね。

あ、ちなみに、後述で示す、電線1回分+工具セットというのもあるので、そちらも見てみてください。


今回は各工具の使い方は省きます。

その代わり、工具の使い方について、

私なりに説明しているリンクを貼っておきますので、

そちらからご参照ください。

yura-denkoh.hatenablog.com

 

材料


工具については分かった。

でもこれだけあってもどう使えばいいん?となりますよね。


では、実際に練習してみましょう


そのためには、材料を用意しなければなりませんよね。

ある程度体に身につけるためには、

候補問題を3周くらいしたほうがいいと思います。
実際、材料自体は1回分でいいかもしれませんが、

不安な方は2回分買っておきましょう。


ちなみに電線の切断寸法は、実物がなくても計算でわかるので、

毎回やらんでもなんとかなります。
ということで、このリンクから、買ってみてください。
とりあえず、1回分、2回分、1回分+HOZAN工具セットの3つ貼っておきますね。


https://amzn.asia/d/cx3QjKd】1回分


https://amzn.asia/d/4BFQhnQ】2回分


https://amzn.asia/d/8pg7LQV】1回分+工具セット

 

 

卓上


実は、技能試験は、

何が何でも工具がないと対策できないか

と言われれば、

そうではないんです。


試験本番で配られる、「単線図」と言われる図形。

その単線図を詳しく書いた、「複線図」。
この複線図も結構重要になってきます。
書き方は、youtubeで解説動画が出回っているので、そちらを参考にしてください。

URL貼っておきますね。

youtu.be

 

雑談

 

雑談がてら、軽く触れておくと。

電線というのは、いわば「電気の通る、道」です。

私たちが普段歩いている、アスファルトのようなものですね。

実際、配電線にそういう概念はないのですが…

便宜上、電線の色で、「行き、帰り」の分類をします。
特に施工条件で指定がない限り

 

白い電線が帰り道

(帰り道のことを「接地側電線」、または「アース線」と呼んでいます。)


としています。

(法律上などで、そういう明記はないのですが、昔々、誰かが「接地は白!」と言ったようです。)
ちなみに黒線は、「非接地側電線」、「負荷側電線」などと呼んでいます。

全部のところで必ずそうなる、というのは断言できないですが、

ほとんどのところで黒白の分類はあるので、覚えておいて損はないです。

全部を説明してしまうと、とんでもない量になるので、割愛します。

 

雑談終了


このように、卓上でできる対策(複線図)もあります。



この複線図は、

覚えるまで結構大変

だったりしますが、
覚えてしまうとめちゃくちゃ楽
なので、ぜひ頑張って覚えてほしいです。

 

いろいろと書いてきましたが、

材料工具をそろえてどうするかを、次のSTEP3で説明します。

 

余談(豆知識)


ちなみに余談ですが、電線1本を、「絶縁電線」(略称「IV線」)。
IV線が何本かまとまって、灰色(または青色その他の色。「外装」と呼びます)の絶縁物に覆われたものを「ケーブル」。
IV線が2本、外装にくるまったものを、2芯ケーブル(略称「2C」。例として、ビニル外装平線でIVが2mmであれば、「VVF2mm-2C」と書きます)
今、VVFについて説明しましたが、ほかにも
VVR(VVFが丸くなったやつ)や、
EM-EEF(通称「エコ線」、役割はVVFと同じだけど材質が違う。)
など、いろんなケーブルがあります。
余談終わり

 


STEP3


いざ実践!

STEP2で、いろいろ揃えてもらえたと思います。

でも、それを使わなければ意味がないですよね。
なので、実際に使ってみましょうか、というところです。

流れ(例)

 

では、限られた資材を有効活用するために、流れを説明します。

初回は、電線を切断するしかありませんね。だってつながっているんですもの。
一連の流れを体感する段階です。

40分という時間制限は、いったん忘れて

ゆっくり確実にやりましょう。



一日1つ、週2~3回くらいで、ゆっくりやってみてください。


並行して、複線図も、実際に電線に触りながら、イメージして書いてみてください。
ただ書くだけでなくどういった回路になっているのかを

理解しながら書いていきましょう。

 

2回目は、1回目に切断した電線を使って、

器具接続圧着接続を中心に練習します。
電線の切断は、慣れれば10分しないくらいでできるので、

30分以内を目標にやっていきましょう。


また、上のほうで貼ってあるリンクから過去問をDLして、

器具配置を変えたパターンなども練習していきましょう。


なぜかというと、

本番で、器具配置はコロコロ変わるからです。
たぶんこのくらいまで行くと、

ある程度複線図はかける段階になるかなと。
そうでない方も、焦らずに、「確実に」、覚えてください。
間違って覚えても、何の意味もありませんからね。

 

3回目まで行くと、

1回目で剥いたやつでは、ちょっと長さが厳しいかな?

とは思いますが、頑張って剥いてください。
1回分を買われた方は、切断から始めている体(てい)で、

イメージしながらタイムアタックしてみてください。

目標タイムは25分以内です。



もし2回分を買われた方は、

切断からタイムアタックをしてみてください。

目標タイムは35分以内です。

やる内容は、1回目と同じでいいでしょう。

 

もし、時間的にも材料的にも余裕のある方は、
4回目に突入して、

いろんな過去問のパターンを練習してみるといいかもしれないですね。


この段階まで行くと、

もう結構な問題数が、体に染みついているはずです。

 

こんな感じで、ざっくりと実践の流れを書いてみました。

 

ちなみに、3回目でタイムアタックをしてみようといいましたが、

決して焦ってやれとは言っていません

そして、目標タイムも、ただの参考値です。


目標タイムに届かなくても大丈夫です。

本番で40分以内にできればいいのですから。

 

私が言いたいのは、

確実に、回路を理解しながら作り上げる

ということです。
ただやっても、

スピードは速くなりますが、

ちょっと問題を変えられたら対応できません


もっと言うならば、「資材とお金の無駄」です。
せっかく何万も出したのですから、有効活用したいですよね。


どことどこがつながっていて、

これが何の作用をするのか。


仕組みを理解しながらやってください。

少なくとも、ただやるよりは、資源の有効活用ができると思います。

 

 

まとめ


いろいろと書いてきましたが、

この記事は、「初めての技能試験」向けの内容です。
その「初めて」の方に向けた、
初めてだからこそ、一番伝えたい、やってほしいことがあります。
それは、

「回路を理解する」
ということです。



実際、冒頭で「材料工具をそろえる」と書いていますが、

こんなのお金があれば一瞬で解決できます。


でも、「回路を理解する」のはお金じゃ解決できません

自身の労力が必要です。



完成図や複線図の見た目はめちゃくちゃ簡単です。

が、深堀りしていくと、意外と悩むこともあります。同時点滅とか渡線とかね。


でも皆さん、安心してください。
まだ2か月あります。時間はたっぷりあります。


皆さんはまず、見よう見真似で複線図を描いてみてください。
見ながら書くだけなら誰でもできますからね。
その書いた複線図を、指でなぞっていってきます。


なんでここはこういう結線なのか

というところを考えて、なぞっていってください。


あ、こういう仕組みでこういう結線をしているのね!


となったら、あなたの勝ちです。



その結線は、2か月の間、忘れることはないでしょう。(その後1回もやらないとかであれば、話は別ですが)
その「勝ち組」に、皆さんもなってください。
それでは今回はこの辺で。

*1:試験センターより抜粋