【電工試験】筆記試験直前だけど、「やっべ、勉強してない!」→そんなあなたに救いの手。これしかやらんでも合格できる!

計算と複線図

 

はいどうも。

今回は、第二種電気工事士筆記試験が直前に近づいている、ということで。

直前でも大丈夫よアドバイス

をしていこうと思います。



結局なんですけど。

電工試験で躓きやすいところって、上にも書いた通り、

計算と複線図

の問題だと思うんです。

何故かと言うと、大体の人は暗記系からやると思うから。(法律系とか)



なので、これを見た皆さんが、

「なーんだ、電工筆記試験なんて余裕で合格できるじゃん」

となるように、アドバイスしていきます。

 

目次

 

STEP1

電気工事士について

そもそも電工試験ってどんな資格の試験?

電気工事士とは何ぞや、何ができるんや?という所から話します。

分かっている方はSTEP2まで飛ばしてください。



電気工事士の種類

まず、電気工事士には、

第1種電気工事士(昔の「高圧電気工事士」)

第2種電気工事士(昔の「電気工事士」)

の2種類があります(正確には、ネオン、特種電気工事資格者、認定電気工事従事者があるのですが、今回説明は省略)

 

電気工事士の仕事

そして、皆さんのご家庭にも流れている「電気」、これは、「電線」を伝って皆さんに届けられています。お水で言うと、水道管ですね。

そして、電気を皆さんに使っていただくために、家の中(ビルなんかもそうですが)に電線を配線したり、外の電柱から引っ張ってきたりしてドッキングさせる。主にこういうことを、電気工事士はやります。

ちなみに「第1種又は第2種電気工事士」の免状を付与されている方しか出来ない作業がほとんどです。皆さんのご家庭に絶対にある「コンセント」や「スイッチ」も、電気工事士免状を持つ人でなければ、交換できません。ぶっ壊した/ぶっ壊れたからって勝手に替えたらダメですよ!

 

第1種と第2種の違い

第1種と第2種の違いについても説明します。

第2種

まず第2種の方から。

第二種電気工事士免状を持つ者は、交流600V以下の「一般用電気工作物」の新設、変更等の工事が出来ます。

まあつまり、法律上の「低圧」部分で、かつ、「一般用電気工作物」である物体であれば、免状を持つ者は工事ができる、ということです。(一般用電気工作物についての説明は、めちゃんこ長くなるので、割愛します。)

第1種

次に、第一種電気工事士についての説明です。

こちらは、自家用電気工作物(最大電力500kw未満)の設置、変更工事が出来るようになり、かつ、第2種の範囲もカバーできます。

つまり、第1種電気工事士免状を持つ者は、第2種電気工事士免状を持つ必要がない、ということです。

 

ただ、デメリットもあります。

それは、

第一種電気工事士免状を付与されるまで、時間がかかる

という点です。

第二種であれば、合格したら、すぐ付与されます。

しかし、第一種はそうではなく、実務経験というものが、3年必要になります。その実務経験が終了したあとに、経産省に申請して、免状を付与してもらうという形ですね。

また、第二種は、免状の更新はありませんが、第一種は、付与されてから5年毎に、免状の更新が「義務」となっています。そこが大きな違いですかね。

 

STEP1だけでとんでもないボリュームになってしまいましたね…

 

そろそろSTEP2に行きましょうか。

 

STEP1まとめ(説明)

電気工事士は大きく分けて、第一種と第二種がある

電気工事士の仕事は、電気を送る道を整備する仕事

第二種は、低圧部分の工事が。第一種は、低圧と高圧の両方の工事ができる

第一種は、色々と義務や制約がある

 

 

STEP2

第二種電気工事士筆記試験の直前対策

さて、STEP1で、電気工事士の仕事や種類について、何となーくわかったかなと思います。

このSTEPでは、電気工事士になるために必要な資格の、筆記試験の直前対策について、アドバイスしていきます。なんせ本番が5/28ですからね。



複線図と鑑別

この2つは、毎年2回、絶対に出てきます

出てこない試験は見たことありません。

複線図

まあ、試験問題は単線図なんですけど。それを複線図化して、ここの問の電線本数は何本ですか?という質問が結構あります。

あと、この図の器具で使われないものはなんですか?とか。

あと、複線図は、技能試験でも使います。なので、今のうちに習得して下さい。



鑑別

鑑別は、特徴を捉えて覚えましょう。

コンセントであれば、100vは起きた目、200vは寝ている目。みたいな感じで。

結構似たような器具はあるので、そこで間違う人は多いです。

*1



電気工事に関する四法

もちろん、法律もあります。ただ、そんなに量は出てきません。

しかし、こちらも毎年必ず出る問題です。

電気事業法電気工事士法電気用品安全法電気工事業法の4つですね。

 

安全法を先にやる

そもそも安全法は、器具についての法律です。

法に則っていない器具を使わせたり売ってはなりませんよ、という内容のものです。



出題内容については、過去問を見て覚えるのが1番手っ取り早いですね。そして、特に「電気用品安全法」については、覚えやすいと思います。

何故か?

それは、「ほぼ毎回同じ問題」だからです。

 

基本こういう問題は、遮断器、点滅器系がきます。

特定電気用品出ないものはどれか?という問に対して、特定電気用品を全て思い出しながら解く人はいないと思います。(法律のプロでない限り)

ちなみに私も、全て覚えてる訳ではありません。ただ、どんな特徴?というのは覚え ています。

特定電気用品を、特徴を捉えて、ざっくりと覚えてください。



電気工事業

安全法をざっくり理解したあとは、業法です。

これは、電気工事で生きていく上での、業務内容みたいな法律です。

なぜ次がこれなんだ?というと、

業法も、出題傾向がほぼ同じだからです。

なので、過去問を見て覚えましょう。

例えば、一般用電気工作物の検査に用いられないものはどれか?という問があります。

そして、一般用に用いられる道具は、3つしかないので、消去法でそれが答えですね。

という感じで、ふんわりと覚えていきましょう。

 

工事士法

次に、こいつです。

これは、名前から想像つくかもしれませんが、電気工事士の立場を明確にする法律です。

電気工事は電気工事士しか出来ない所以は、この法律にあります。

 

この法律は、主に「義務と権利」に関する問題が多いです。

これも過去問を見て覚えましょう。

電気事業法は、あまり記憶にないですね。まあ、出たらとりあえず、すっ飛ばしていいと思います。ただ、内容は非常に大事なもので、上にあげた3法の骨幹になる法律です。最初の法律文(〜に寄与する。で終わる文)は覚えておきましょう。

 

計算

皆さんが避けがちな、計算です。

実際これは、10問前後なので、他の全ての問題が合っている自信があれば、計算は書かなくても大丈夫です。

ただ、√2とか√3だとか、そういうのは結構出てきます。

電工試験は、電卓が使えません。その代わり、√の数字が定義されていたり、計算しやすい内容の問題になっていたりします。



力率

皆さんが比較的取っ付きやすいのは、力率の問題でしょうか。

そもそも力率とは、フルパワーの出力に対して、どれだけ効率的に動かせているか、の指数みたいなものです。cosθか、%で出てきますが、計算は小数でやります。

ところで、皆さんは

ピタゴラス三平方の定理

を覚えていますか?はい、あの三角形のやつです。1:2:√3だったり、1:1:√2だったり。

これ、めっちゃ使います。

あとは、sinθを道中で求めたりしますが、これは

「√(1-cos²θ)」

で求められます。三平方の定理が飛んでしまった方は、頑張ってこちらで解いてください。

 

3、4、5の組み合わせ、60%、80%、100%の組み合わせがめちゃくちゃ出てきます。

 

まあ、今から計算に力を入れたところで、という感じはするので、頑張って計算以外を頑張りましょう。

 

STEP2まとめ

計算より、計算以外を覚えよう

 

まとめ

今回は、直前対策をしました。

実際問題、結構色んな種類の問題が出てきます。その中でも、例年絶対出る問題リストをあげました。

もちろん、このリストを全て暗記しきったとしても、不安要素はいっぱいあるので、頑張って覚えていきましょう。

ちなみに、私が特に伝えたいのは、

過去問を見て、出題傾向を理解する

事です。

どんな感じ出てるのかを理解出来ていなければ、そもそも対策できませんからね。

 

それではこの辺で。

*1:100V露出コンセント